サラダやジュースも危険!?海外の水、どのくらい気を付けるべき?

一般的に、海外旅行というのは、そう頻繁に行けるものではありません。せっかく憧れの国に来たのに、途中で体調を崩してしまって予定が総崩れ…なんていうのは、絶対に避けたいことですよね。

しかし実際のところ、海外渡航先での体調不良というのは決して珍しいことではありません。

特に海外旅行者の体調不良の症状として多いのが《下痢》です。そしてその最大の原因となるのが、食べ物や飲み物、特に《水》だとされているのです。

日本の水道水の水質は、世界中の国々の中でもトップクラスを誇ります。逆に言えば、世界中のほとんどの国の水道水は日本よりも水質が劣ることになってしまうのです。

したがって、普段、水質の非常に良い水道水を飲料水や生活用水として利用している日本人が、いつもの感覚で渡航先で現地の生水を摂取してしまうと、あっという間に下痢を引き起こしてしまうのです。

ヨーロッパなどの一部の国・地域では、水道水の水質基準が高く、安全な場合も有りますが、それでもミネラル分などの含有量が日本の水道水とは大きく違う可能性が高いので、万全を期すのであれば飲料水にはボトリングされた水を利用するのがおすすめです。

ましてや衛生状態が日本よりも悪い傾向が強いアジアやアフリカなどの国では、水道水をそのまま飲むのはもってのほかです。氷の入った飲み物や生野菜が使われているサラダ、カットフルーツなどもできるだけ避けるようにした方が良いでしょう。

飲み物自体は安全でも氷には水道水が使用されている可能性がありますし、生の野菜・果物は水道水で洗っていることがほとんどだからです。

ホテルや観光客がよく利用するレストランなどでは、こうした調理過程の部分でも安全な水を使用しているところが多いので、できるだけそうしたところを選ぶようにしてください。

とは言え、せっかくだから屋台などの現地の人が利用するようなローカルフードも食べてみたいという気持ちもありますよね。

その場合は、生ものや火の通りが不安なものは避け、煮込みなどの完全に火が通る調理法でつくられた料理を選ぶと多少リスクを軽減することができます。

また、果物を購入する場合は、カット済みではなく皮付きのまるごとのものを選び、自分でミネラルウォーターなどで洗って皮をむいて食べるくらいの用心をした方がよいでしょう。

アルコール消毒ジェルや除菌ウェットティッシュなどの除菌グッズを持っていくと、手洗いができない場所で使用したり、カトラリー・グラスなどの口を付ける部分を拭いたりとかなり重宝します。

さらに衛生面や水質に不安のある国だと、歯磨きの後のうがいすら水道水ではなくボトルの水を利用することをすすめられる場合もあります。

あまりにも注意事項が多いので、大げさに感じる人もいるかもしれませんが、それほど海外の大半の地域の水事情というのは、日本の基準からすると危険度が高いのです。

場合によっては、完全なパッケージツアーで、旅行会社が選定したレストランだけを利用していて自分でも気を付けていたつもりでもおなかを壊してしまう人もいます。食あたり・水あたりというのはいわば食中毒ですから、症状の重さによっては入院する羽目になることもあり得るのです。

海外旅行に行く際には、必ず現地の衛生状態は事前に確認するようにしましょう。そして旅行を最初から最後まで健康に楽しむためにも、自分の身体を過信せず、食事や水には細心の注意を払うことをおすすめします。