日本の常識は通じない!日本人旅行者を狙う詐欺の手口とは

海外旅行で遭遇する可能性が最も高い犯罪といえば、スリやひったくりなどの窃盗ですが、次に被害が多い犯罪は何かご存知でしょうか?

実は、大使館などの在外公館に日本人が助けを求める犯罪被害事例として、2番目に多いのは詐欺被害なのです。

海外には、観光客を狙った様々な詐欺の手口があります。その多くは日本人の常識からすると想像もつかないようなものです。

そこで今回は、海外旅行に行く際に警戒すべき主な詐欺の手口を、被害者が多い順に3つご紹介しましょう。

まず、被害件数が近年最も多いのが暴力キャッチバーです。繁華街などで客引きについてバーなどの飲食店に行くと、当初の説明とは全く違う金額を請求されます。もしそこで抗議したり払わずに帰ろうとすると、暴力を振るわれたり脅されたりして強引に金銭を盗られてしまいます。

この手の詐欺の被害者はほとんどが男性です。日本でも、一部の繁華街では見受けられる手口なので、なんとなくイメージしやすいのではないでしょうか?

ただし時には、タクシーの運転手が協力者になっていて、この手の飲食店をすすめてくることもあります。地元民であるタクシー運転手におすすめのお店を尋ねるというのは旅の常とう手段ですが、海外では避けた方が賢明です。

暴力キャッチバーに引っかからないためには、そもそも夜に治安のよくない繁華街をうろつかないことが一番です。もししつこい客引きが来ても、無視するようにしてください。

偽警察官詐欺も海外旅行者が引っかかりやすい事例の1つです。警察官らしい恰好をした人が、職務質問を装って手荷物や財布を開けさせ、確認するフリをして素早く中身を抜き取るというのがその主な手口です。場合によっては、話に気を盗られている間に協力者が別の荷物を盗んで行ったりすることもあります。

警察官の偽物がいるというのは、日本人からすると考えられないことですよね。

この手の詐欺は、下手に言葉で対抗するとうまく言いくるめられてしまうことが多く、かといって偽警察官だろう!などと指摘すると急に態度を変えて暴力的になることもあるので、さりげなく逃げるのが一番の対抗策です。

言葉がわからないふりなどして、さらっと逃げてしまえば、しつこく追いかけてくる事例はほとんどないようです。

『もし本物の警察官だったら?』という不安がよぎるかもしれませんが、本物の警察官の職務質問であれば、身分確認をすることもなく、いきなり荷物や財布を開けさせることはまずありません。

もう1つ、特に東南アジアで多発しているのがイカサマ賭博詐欺です。この手の詐欺では、親日家を装い、『日本の話を聞きたい』などと言ってまず自宅に連れ込みます。そしてカード賭博などに誘われ、ゲームを続けていくうちにいつの間にか自分だけが大きく負けているというのが基本の流れです。

この手口の特徴は、その性質上、被害額が大きくなってしまうケースが非常に多いことです。お金が無くなってもクレジットカードなどを使っておろしてくるようにそそのかされます。

親し気に話しかけてこられると気を許してしまいそうになりますが、もし自宅に来てくれと言われたら必ず断りましょう。

ご紹介した3つの詐欺の他にも、道端で行われるちょっとしたものから大掛かりな仕掛けのものまで、様々な手口があります。その多くは観光客ならではの情報不足や善意につけこむものです。

こうした詐欺を避けるためには、常に危険を察知できるよう警戒心を持って行動するしかありません。

旅行先で現地の人に声をかけられると、つい応じてしまいたくなるものですが、中には悪意を持って近づいてくる人もいるということは心得ておきましょう。