意外と男性も危険かも!?男女別でみる海外での犯罪被害の実態

一般的に、海外旅行に行ったときに犯罪被害に遭いやすいのは女性だというイメージが強い人は少なくないのではないでしょうか?

ニュースなどでも、女性が海外で事件に巻き込まれる痛ましいニュースを見かけることはあっても、男性が被害者になる事件は圧倒的に少ないように感じます。

しかし実際には、海外で犯罪被害に遭遇する男女の割合はほぼ拮抗しています。むしろ、男性の方がやや割合が多いとすらいえるのです。

ただ、男性と女性では、被害に遭いやすい犯罪の種類が少なからず異なり、そのほとんどは日本のニュースで報道されることはありません。そのため、日本にいると海外旅行者の犯罪被害の実態がわかりにくいのです。

そこで今回は、海外で日本人が遭遇しやすい犯罪を、男女別で解説していきたいと思います。

男性が被害に遭いやすい主な犯罪被害の事例としては、話しかけて注意をそらしている間に手荷物の中身などを抜き取るスリや飲食中に薬物を盛られて意識を失っている間に盗みを行う睡眠薬強盗などがあります。

また、親日家を装う現地人の自宅に連れていかれて、イカサマ賭博に誘い込まれて大金を失う、イカサマ賭博詐欺も男性の被害が多い犯罪事例の1つです。

これらの事例に共通しているのは、いずれも現地の人とのかかわりの中で行われる犯罪であるということです。

男性の場合、女性に比べて一人旅やバックパッカー的な旅を選ぶ人も多いものです。そのような自由度の高い旅では、現地の人や外国人旅行者など旅先で出会った人々と交流することも旅の楽しみの1つであるとよく言われますよね。

その現地人と積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が、悪意を持った犯罪者からすると付け込む隙ととらえられてしまうのです。

もちろん好意をもって接してくれる現地人も多いのですが、やはり向こうから近づいてくる人や必要以上に親し気な人に対しては、ある程度は警戒心を持って対応するべきでしょう。

食事に誘われたり自宅に招かれると『仲良くなるチャンス』と思ってしまいがちですが、実はそれが相手にとっては『犯罪のチャンス』になっている可能性もあるのです。

自分は男だから大丈夫だろうという気持ちもあるかもしれませんが、もし相手が凶器を持っていたり、薬物を使ってくれば太刀打ちはできません。誘ってきたのが女性でも、飲食店や自宅に行ってみたら腕っぷしの強い男性が待っていた…なんてこともあり得るのです。

一方、女性は男性に比べて現地人に対する警戒心が強い人が多いので、上記のような犯罪にはあまり遭遇しにくいものです。女性が圧倒的に被害に遭いやすいのは、やはりひったくりや置き引きと言った行きずりの窃盗被害です。

女性はどうしても抵抗する力が弱いうえ、荷物を複数持っていることも多いので1つ1つの荷物に対する注意が散漫になりやすく、レストランなどで座った時についつい手放してしまいがちです。そのため、窃盗のターゲットになりやすいのです。

荷物は最小限に抑え、常に肌身離さず警戒心を持つことを心がけましょう。

また、女性への性犯罪被害は件数自体がものすごく多いというわけではないものの、被害者への心身へのダメージが大きく重大化しやすい事例の1つです。場合によっては、殺人に発展してしまうこともあります。

男性ももちろんそうなのですが、特に女性は治安の悪い地域や、そうでなくても夜の外出、特に1人歩きは絶対に避けるべきです。声をかけられたとしても、気軽について行ったり、飲食をともにしてはいけません。また、性犯罪やタチの悪いナンパを引き寄せやすい過剰な露出は控えるのが賢明でしょう。