思わぬトラブルの原因!?現地の人との会話で避けるべき話題としぐさ

海外旅行に行ったら、せっかくだから現地の人とも少し話をしてみたいと思う方も多いと思います。

飲食店や商店などでその場にいる現地の人と会話を楽しむことができると、それだけでその国に少し馴染んだような気持になりますよね。

もちろん、他の記事でご紹介しているように犯罪のターゲットを探している悪意のある人もいないわけではありませんが、一方で観光客を歓迎してくれる善意の人が圧倒的多数であることもまた事実なのです。

ただ、日本と海外では文化や慣習が大きく異なることは忘れてはいけません。せっかく現地の人と楽しく話をしていたつもりでも、話題やしぐさを間違えると思わぬトラブルになってしまうこともあります。

そんな、現地の人との会話の中で避けるべき話題やしぐさについて、ここでは主なものを解説していきましょう。

まず、現地で初対面の人と話すときに避けたほうが良い話題としては、《年齢》《未婚・既婚》《宗教》《人種》などがあります。

年齢の話題が単純に失礼に当たる可能性が高いということは、日本でも同様ですからイメージしやすいですよね。また、結婚しているかどうか・子どもがいるかどうかというのも、人々のライフスタイルが多様化してきている近年、日本でも気軽に聞きにくい話題となってきています。

ましてや海外の国々には様々な結婚・家族の形がありますから、うっかり聞いてしまうと思わぬプライバシーに踏み込んでしまうことがあります。

そして宗教や人種の問題はそれ以上にデリケートです。海外の国の中には、様々な人種や宗教が1つの国の中に入り混じって存在しているところも多く、時にはそれがいさかいや戦争の火種となってしまうことはご存知ですよね。

これもまた、初対面で気軽に踏み込んではならない領域なのです。

しぐさに関しては、日本人が良くやりがちなジェスチャーで、国によってはとても失礼な意味にとられてしまうものを3つピックアップしてみましょう。

1つ目はピースサインです。日本では写真撮影の定番ポーズで、単純に《2つ》という意味合いでも使いますよね。ところがこれをギリシャでやると、侮辱の意味になってしまうのです。

また、手の甲を相手に向けたピースサインは、ギリシャ以外の欧米の国々でも侮辱の意味合いを持ちます。

2つ目は人差し指と親指でわっかをつくるOKサインです。これも地域によっては間抜け・能無しなとどいう、侮辱の意味にとられます。また、トルコや南米、中東などの一部の国では性行為を意味する侮辱的なしぐさでもあるので、注意が必要です。

3つ目は手のひらを下に向けて上下に振る手招きのしぐさです。これは欧米では、《あっちに行け!》という逆の意味にとられてしまいます。

これらのしぐさを何の気なしに会話の中でやってしまうと、いきなり相手が怒り出したりする可能性もあるので、該当地域では避けるようにしてください。

他にも、宗教的にNGなしぐさ・行動というのもあります。

例えばインドやタイなどの仏教徒が多い国では、頭は神聖なものとされ、たとえ子ども相手でもいきなり頭をなでたりするのは非常に失礼に当たります。

また、イスラムなど一部の宗教では左手は不浄の手として扱われるので、こちらが左手で物を触ったり手渡しすることも、相手は不快に感じてしまうのです。

現地の人との会話を楽しみたいという純粋な気持ちで話しかけたのに、相手が不快な思いをしたり、トラブルになってしまっては台無しですよね。相手の文化を尊重するという気持ちをもって、会話やしぐさには十分に注意を払うことをおすすめします。

まず警察、それから…?海外で犯罪被害に遭った時に取るべき行動とは

どんなに自分自身が対策をして気を付けていても、悪意のある人によって窃盗や傷害などの犯罪被害を受けてしまうことは、絶対にないとは言えません。

もし、海外旅行時に犯罪被害に遭遇した場合、どのように行動するべきなのでしょうか?

もちろん、まずは日本にいる時と同様、警察に届け出を行うべきです。

ただ、警察に無事に届を出したとしても、それですぐに失った荷物が返ってくるわけではありません。むしろ、二度と返ってこない可能性の方がずっと高いでしょう。

となると、もし盗まれた荷物の中にパスポートや有り金のほとんど、あるいは航空券などが入っていた場合、そのままでは日本に帰ることはできなくなってしまうわけです。

また、入院が必要なケガを負わされてしまうなど、自力で帰るのが難しい状態になってしまうこともあるかもしれません。

そもそも、言葉の壁から警察に被害届を出す段階でつまづいてしまうことも十分に考えられます。

そんな『どうしていいかわからない、自力では解決が難しい』という状況に陥ってしまったとき、旅行会社や海外旅行保険会社のサポート体制を利用するのも1つの方法です。

ただ、状況によっては、民間の会社のサポートではスムーズに話が進まなかったり、うまく連携が取れないこともあるかもしれません。人によっては完全な個人旅行でそういったサポート体制を利用できないこともありますよね。

そこでいざという時にぜひ頼ってほしいのが、大使館や総領事館と言った現地の在外公館なのです。

一介の海外旅行者が大使館に駆け込むなんて敷居が高い…と思うかもしれませんが、現地で日本人の生命・財産を保護することは在外公館の重要な責務の1つになっています。したがって、日本人旅行者が自力で解決するのが難しいトラブルに見舞われた場合には、その解決に向けて支援を行う体制が整えられているのです。

具体的には、例えば警察への届け出方法のアドバイスや、日本人が利用しやすい病院の紹介、通訳・弁護士などの情報提供といった形のサポートが受けられます。本人が大ケガを負うなどして日本の家族に自力で連絡をできない場合、状況を代わりに家族に伝えるのも在外公館の役割です。

ただし、警察や病院での手続きを完全に代行したり、盗難の犯人捜しをしたりといったことはできないので、その点は了承しておきましょう。

なお、もし窃盗などによってパスポートを失ってしまった場合には、在外公館で新規発給または代わりとなる《帰国のための渡航書》の発給を受けることができます。

現金やクレジットカードを失ってしまった場合、お金を借りたり立て替えてもらったりすることはできないので、日本の家族などに送金をお願いしなければなりません。送金方法は、在外公館で教えてもらうことができます。

このように、在外公館は海外で犯罪被害に巻き込まれた場合には何よりも頼りになる機関です。慣れない土地で犯罪被害に遭うとパニックに陥ってしまうかもしれませんが、頼るべき機関があらかじめわかっているだけで少し安心感がありますよね。

海外旅行に行くときにはぜひその国の在外公館の住所・連絡先を確認しておきましょう。

なお、海外旅行保険に入っている場合には失った持ち物やケガをした場合には治療費などの保険金請求を行うと思いますが、その場合には、警察で発行される盗難証明が必要になる可能性があります。言葉が通じにくいと余計なことを伝えるのを躊躇してしまうかもしれませんが、大事なことなので、できるだけ忘れずに発行してもらうようにしてください。

日本と全然違う…知っておきたい海外のトイレ事情と衛生対策

海外旅行に行くと、様々な文化や習慣の違いに思った以上にカルチャーショックを受けることが多いものですが、その中でも日本人ならではと言えそうなのが《トイレ》に対する戸惑いです。

《日本のトイレは世界的にみてもトップクラス》とよく言われますが、実際に海外の国々を訪れてみると、それが誇張でもなんでもないことはよくわかります。

街中のちょっとしたトイレまで当たり前のようにある程度清潔でウォッシュレットも完備されている光景など、先進国でもなかなか見かけるものではありません。

そこで現地に行って戸惑うことがないように、ぜひ知っておいてほしい海外のトイレ事情について、ここでは解説していきたいと思います。

海外のトイレと一口に言っても、それぞれの国でトイレ事情は少なからず異なります。そんな中でも、世界的にわりとよく見かける、なおかつ日本人にとっては見慣れないのが、《有料》のトイレでしょう。

ヨーロッパなどの先進国からアジア・アフリカなどの発展途上国まで、有料トイレはかなり幅広い地域で見つかります。金額自体は数十円~数百円程度と決して高くはありませんが、どこのトイレでも無料で使えるのが当たり前の日本人からすると戸惑うでしょう。

システムとしては、トイレの入り口に集金をする係員がいるタイプから個室のドアのカギがコイン式になっているものまで様々です。中には、お金を渡すと一定の量のトイレットペーパーをくれるところもあります。

きちんと相場通りのお金を払わないと、地味にトラブルになってしまう可能性があるので、気をつけましょう。

また、発展途上国に特に多いのが、《紙が流せない》トイレです。用を足したあとに紙で拭くという文化がない国では、トイレも汚物以外の物を流せるようなつくりにはなっていません。

こういうタイプのトイレでは紙がなく、代わりに桶と蛇口のいわば手動ウォッシュレットが設置されていることもあるのですが、なかなかいきなり使えと言われても難しいですよね。

そのため、観光客向けのトイレには紙が置いてあったりもしますが、その場合でも流さずに備えつけのゴミ箱に捨てるよう指示されることがほとんどです。たとえ持参の流せるティッシュでも流すのは避けましょう。

場合によっては、ホテルのトイレでも紙を流してはいけないこともあります。無理に紙を流して万が一つまらせてしまうと損害賠償請求をされることもあるので、ルールはきちんと守りましょう。

なお、海外旅行時にはトイレの質がどうこう以前に、使ってよいトイレ自体が見つからない!ということも珍しくありません。

屋内の観光地やデパート・ショッピングモール、飲食店など、比較的整備された誰でも使えるトイレがあるところは非常に限られているので、行ける時に必ず用を済ませておくようにしてください。

都市部では街中に公衆トイレがあるところも多いですが、あまり衛生的ではなかったり、治安面で不安があったりするので、積極的に使用をおすすめはしません。

また、たとえスムーズに使えそうなトイレが見つかっても、紙がない、手洗い場がない、汚れている…などの問題に直面することは珍しくありません。

いざという時に困らないように、ポケットティッシュは多めに持っておきましょう、さらに除菌ウェットティッシュや除菌アルコールジェルなどの衛生グッズも持っておくとより安心です。

重大な感染症の意外な原因…海外では動物と虫に触るべからず

海外旅行時に体調を崩す原因としてよく知られているのは水や食べ物による食中毒ですが、実はその他にも、日本とは違う様々な病気にかかるリスクが潜んでいます。

特に海外に行った時に気をつけなければならないのが、現地の動物や虫です。動物や虫が媒介する感染症は意外と数が多いうえに、その地域特有で日本には入ってきていない病気も少なくありません。

そうした日本人にとっては未知の病気が発症すると免疫がない分、重症化しやすいので非常に危険です。しかも、感染症の中には潜伏期間が数日以上あるものも多いので、知らずに日本に持ち込んでしまうリスクもあります。

過去にも何度か、海外から旅行者が持ち込んだ感染症が流行してニュースになったことがありますよね。

そこで今回は、海外で気を付けるべき、動物や虫が媒介する感染症とその予防策についてご紹介しましょう。

まず、感染症の媒介者として最も危険度が高いのは蚊です。蚊は《デング熱》《マラリア》《ジカウイルス》《黄熱》など、様々な熱病のウイルスを運ぶとても危険な生物です。

これらの病気の流行地域はアジアやアフリカ、中南米などの熱帯・亜熱帯に集中しており、特に地方や森林地帯はリスクが高いとされています。ただし都市部やリゾート地でも感染の危険を避けられるわけではありません。

基本的には蚊に刺されさえしなければ感染のリスクはほとんどないので、虫除けスプレーや蚊取り線香を持参するなど、蚊除け対策は万全にしましょう。服装も露出はできるだけ最小限にして、長袖長ズボンが望ましいでしょう。裸足にサンダル履きもおすすめしません。

黄熱に関しては、流行地域に入国する場合は予防接種が義務化されています。

虫でいえば、蚊の他にはマダニなどの一部のダニも《クリミア・コンゴ出血熱》といった熱病のウイルスを持っていることがあります。ダニがいる可能性の高い家畜や動物にはできるだけ接触しないようにしてください。

動物を媒介する病気で怖いものとしては《鳥インフルエンザ》が有名ですよね。流行地域は主に東南アジアで、特にニワトリやアヒルと言った家畜動物が保菌者であるリスクが高いとされています。

発展途上国ではこれらの家畜が野放しで道端を歩いていることも多いのですが、接触は避けるようにしましょう。養鶏場や市場など鳥を扱う場所にもあまり近づかない方が安全です。

また、原始的ですがうがい・手洗いは予防手段として有効なので、こまめにするようにしてください。

もう1つ、動物が媒介する感染症で危険度が高いのは《狂犬病》です。狂犬病は犬を中心に、猫やアライグマ、コウモリなど様々な動物が保菌者になる可能性がある感染症で、かまれることで感染します。

発症までの潜伏期間は1か月以上とかなり長いのですが、有効な治療手段が確立されておらず発症すると致死率はほぼ100%です。感染リスクが高い地域は、主にアジアやアフリカなどの発展途上国ですが、世界のほとんどの地域で感染事例が見られます。

蚊と同様、かまれなければ感染することは基本的にはないので、現地の動物との接触は極力避けるようにしてください。特に途上国では野犬や野良猫を頻繁に見かけるので、注意が必要です。

狂犬病はワクチンで感染・発症を防ぐことができるので、現地で動物との接触が必要な場合や、長期滞在の場合は事前に予防接種していくのもおすすめです。

虫や動物を媒介する感染症には重篤な症状が出るものが多く、ちょっとした油断がまさしく命とりになってしまいかねません。少しでもリスクを軽くするために、万全の対策をしておきましょう。